第一回目は明示神宮からお届けします。
パート2:代々木御苑 東門編
御苑内を新たな樹齢に出会う為に散策を続けるみうら氏といとう氏。
沢山の樹木の中で、二人自身によく似た樹木を発見。
いろいろなものに手を出し、まだ人生定まっていない人間でいうと40代。
その樹木の出立ちに自分たちの人生を重ねる二人。。。
いとうせいこう(以下、いとう):これは、おいくつ?
みうらじゅん(以下、みうら):まだやるぞ、これからだっていう40代と見てるね。
いとう:ちょっと40代のね、最後の一花の感じがあるね。
みうら:色々才能は出してきたけれど、結局世間ではマルチとか呼ばれてさ、まだ定まってない、みたいな。「俺、もう一回やるよ」って感じ。
いとう:俺達じゃねえかよ、反れ。
みうら:はっきりした信念がこれから芽生えるかもしれない可能性はあると思うんだ。
いとう:あるでしょう。
みうら:いろんな事手出してきたけど。。
いとう:でもやる事は一つ、光合成だ。
みうら:それが一つになってくね。
いとう:この根元で。
みうら:根元で。今迄(色々)手出してきたけど、全体が俺だ、っていう感じになってきているような気がする。
いとう:自分が見えた?
みうら:見えたと思う。
いとう:この木は。
みうら:何年か前までは結構先輩から説教されたと思うけど、おまえもわかってきたなっていう感じはあるよ。
いとう:それが見える?
みうら:見えてきた。
いとう:さっきから一貫していえる事なんだけどさ、普通こうやって木を見て回ってたらさ、あ、椎木だとかさ、色々言うでしょ?コナラだとか。。。一つも木が判ってないんだけど。。。
みうら:それは、ほら、いとうさんの事をさ「あ、人間だ」って言わないのと同じでさ。
いとう:同じなんだ(笑)。もうわかってるから?
みうら:木だもん。木でいいんじゃないですか、ぐらいな。そんないちいち細かい事までは。
いとう:銀杏だ、何とかだって、言わないと(笑)。「あなた岐阜出身ですね」って、言わないみたいなもんだ。
みうら:わざわざ言わないじゃん。
いとう:「こんにちわ」だもんね。
みうら:しゃべっているうちにだんだん、わかればいいんじゃないか、っていう。
いとう:樹齢じゃないんだよね?さっきからしつこいようだけど。
みうら:人間に当てはめた樹齢が今、話題になっている。この地球、みんなと共存しているけど、寿命がそれぞれ違うから、いたわったりする気持ちがね逆に薄かったりすると思う。とりあえずこれは悪いけど、人間面々に合わせてもらって。この人こんな小さいけど、先輩じゃないですか。
いとう:たとえばこれが60歳だったら、尊敬だもんね。踏めないもん。
みうら:踏めないでしょ?小学生なんかよくこんなことやって歩いていく。。
いとう:やってる、やってる。
みうら:なにしてるんだ、って前から思ってたんだ。先輩風吹かしてるかもしれないもん。
いとう:俺達が見えないだけでね。
みうら:土だって大先輩だもん。
いとう:こんなね。。。
みうら:こんな色になんないでしょ、普通。
いとう:良い土になるまでね、ずいぶんかかってるよ。黒い土で栄養がいっぱいあると。。
みうら:パッと色でどれくらいか。。
いとう:わかる、わかる。俺は土年齢の方いくタイプだけど。
みうら:何年くらい?
いとう:(土をじっと見て)50歳くらい、この土塊はいってるんじゃないすか。
みうら:このくらいの色を出すには。
いとう:良い色出してますから。
みうら:(ここの)ずっといたわけじゃないでしょ?
いとう:運ばれてきてますね。動物の死骸とか、ああいうもの吸ってさ、養分をさ。で、こういう良い黒土になった。
みうら:単なる黒じゃねぞ、ていう。黒になるまでにいろんな事がある。
いとう:そう。
いつも何か樹齢ではなく、土年齢の話に。。。
命名:「マルチ」 年齢40代。。
動画
パート2、代々木御苑:東門編
<明治神宮>
内・外苑一帯にわたって鬱蒼と茂った緑したたる常磐の森は、神宮御鎮座にあたり、全国から献木されたおよそ10万本、365種の人工林で、面積は70万平方メートル、国民の心のふるさと、憩いの場所として親しまれています。
初詣は例年日本一の参拝者数を集める神社としても知られます。そのほか、大相撲横綱土俵入りや、こどもの祭まで幅広い祭典と行事、厄祓い、祈願をとりおこなっております。加藤清正が掘ったと言われる清正の井や明治天皇のおぼしめしにより昭憲皇太后のために植えられた、美しい花菖蒲など、多くの見どころがあります。
明治45年7月30日に明治天皇、大正3年4月11日には昭憲皇太后が崩御になりましたが、国民から御神霊をお祀りして、御聖徳を永遠に敬い、お慕いしたいとの熱い願いが沸き上がり、大正9年11月1日(1920年)に両御祭神と特にゆかりの深い、代々木の地に御鎮座となりました。
〒151−8557
東京都渋谷区代々木神園町1−1











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