1月12日、池袋・新文芸坐で「第5回奇想天外シネマテーク」
河崎監督セレクトのバカ野球映画特集、大盛況!
1月12日、夜の池袋。様々な店舗での盛り上りをよそに、新文芸坐の入り口に何やら怪しい列がひっそり出来上がりつつあった。この日は「第5回奇想天外シネマテーク」と銘打ったトークショーが開催され、すでに新文芸坐の名物企画となっている。内容はゲストを迎えた非常に濃い深夜の映画教室といったところ。
今回は“狂った野球映画”と題して野球映画&長嶋茂雄ファン垂涎の4作品が上映された。そこで上映前に行われたこのトークショーではおなじみ唐沢俊一さん(作家)と、選者でもある我らが河崎実監督の抱腹絶倒のトークショー。予想通り笑いのマシンガントーク連発のイベントとなった。まずはバカ野球映画について監督から「”おバカ映画”という言い方は嫌い。”バカ映画”でいい」という発言からスタート。監督曰く、おバカ映画というと「オースティン・パワーズ」等のお洒落な映画を想像するので自分の映画を含めてバカ映画と呼ぶのが正論、と宣言。
「こんな時間にこんなに大勢の方が集まって頂けるなんて」驚きを隠せない唐沢さんも御自身の博学で素敵な蘊蓄を語る。その後V9当時の巨人の話や長嶋が何故、今のスター選手たちと一線を画しているか等のオーソドックスな話から、監督が今後作りたい野球映画の話等バラエティーに富んだ。また上映作品の中の『ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗』( 1964/東宝、監督:佐伯幸三 出演:長嶋茂雄、王貞治)の見どころとして、延々と続く長嶋がノックを受けるシーンのすばらしさ、完全に演技ではないナチュラルな長嶋のセリフ回し、オープニングの宇宙人のように走る長嶋の姿等を上げ、会場に詰めかけた野球映画ファンは監督の見どころをしっかり頭にたたき込みかたずを呑んで鑑賞し、最後は爆笑の渦に。
その他「水原勇気の半ズボン姿が良い」(河崎監督)と評される『野球狂の詩(1977/日活、監督:加藤彰 原作:水島新司 出演:木之内みどり、小池朝雄)』、『一刀斎は背番号6(1959/角川映画/16mm、監督:木村恵吾 出演:菅原謙二、叶順子)』、『巨人軍物語 進め!! 栄光へ』(1977/東宝、監督・脚本:沢島忠 出演:王貞治、長嶋茂雄)の計4本、他では観られない特選の狂った野球映画を翌朝5時半までじっくり堪能し、笑いと驚きの連続を共有出来た来場者の皆さんは、満足げに朝の新文芸坐から駅へと向かった。












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