□Clover

1997.9.3発売
KTCR-1447
・前人未到のハイジャンプ
・ドキドキしちゃう
・SWEET BABY(Full Size)
・月とナイフ
・In My Life
・ヒットチャートをかけぬけろ(album version)
・ドキュメント'97
・サービス・クーポン
・イジメテミタイ
・黄金の月
*アルバム解説
音楽のためにイベント制作会社を退社して貯金100万円のうち60万で機材を購入、それで制作したデモテープがきっかけでデビューしたのは有名な話。デビューアルバムにして音の貫録、声の存在感を見せつけ、既にスガ シカオワールドが出来上がっている。しかも名曲オンパレードで「黄金の月」「ドキドキしちゃう」は当然のこと、シングル以外もかなり秀作揃い。日本のアーティストのデビューアルバムとしては三本指に確実に入る作品。
*本人コメント
「とにかく倒産寸前のレコード会社で始まったデビューだったので(笑)お金もないし、時間もないしって事で14日間で作ったアルバムです。シングルは既にあったんですがそれ以外の曲をほとんど家で自分で録って、それをスタジオでトラックダウンするというかなり強引なものでした。評論家の皆様からはデモテープの肌触りが非常に90年代後半ぽく、なんて書かれたんですけど、肌触りじゃなくてお金がなくてこれしかなかったという(笑)それがかえって新しく捉えてもらったという逸話になっています。そんな感じなので自分たち的にはその直前に出した3枚目のシングルが99位までチャートをあがっていたので、アルバムは50位にでも入ればいいだろうと思っていたんですが、いきなりトップ10に。結構僕より周りがびっくりしてました」
□FAMILY

1998.6.24発売
KTCR-1480
・日曜日の午後
・ストーリー
・愛について
・ひとりごと
・たいくつ/ゆううつ
・リンゴ・ジュース
・Happy Birthday
・このところ ちょっと
・バクダン・ジュース(生タイプ)
・お別れにむけて
*アルバム解説
1998年発表の2ndアルバム。既にこの時点で日本のキング・オブ・ファンクの称号が得られるほどのねちっこいファンキーサウンドにエロティックでウェットな歌詞、一度聞いたら忘れられない美しいメロディという彼の独特な世界が広がっていく傑作。
名曲「愛について」は当然だが、彼にしか出来ない楽曲という意味では「たいくつ/ゆううつ」は必聴。
*本人コメント
「僕はストックを一切持たない主義なので、デビューの時には7曲しか作り置きが無かったんです。前のアルバムから9ヶ月の間にカップリングを含めてシングル3枚とアルバム1枚を作る凄くハードで。もう、明日レコーディングという日に 曲を作ってオケだけでレコーディングして、その後すぐ詞を書いて歌うっていう、なんかもうホントにその場凌ぎの曲作りの仕方がこの頃身についてきたんです(笑)。最近は、あと締め切り二日、と言われても結構余裕でいられるのは、この頃の修羅場があったからかなっていう気がしていて」
□Sweet

1999.9.8発売
KTCR-1652
・あまい果実
・正義の味方
・夕立ち
・ふたりのかげ
・310
・夜明けまえ
・師走
・グッド・バイ
・いいなり
・ぼくたちの日々
*アルバム解説
ファンク色が色良く出ていた前作に続いて1999年に発表された3枚目。前作をトータルアルバム的な感じで捉えたとしたら本作は、バラエティーな印象が濃い名作。例えるならビートルズでいう所の「ホワイトアルバム」の感じに近い。リスナーからはよりポップになってきたという意見もあったが、ある意味曲の宝庫になってきた彼の楽曲がいかに懐が広いかを知ることができる一枚。「夕立ち」は特にスガのそんな総ての要素が詰め込まれた一曲。彼曰く、二度と同じ曲が出来ないといいはる名曲「あまい果実」も収録。
*本人コメント
「セカンドアルバムも結構な勢いで売れてくれたので、大分レコード会社も再建出来たみたいで(笑)スケジュールも一年ぐらい余裕がありました。タイアップもつけられる位の知名度にもなってきて、ちょこちょこ深夜のテレビ番組にも出られるようになって。満を持してのサードアルバムという感じで作ったんですが、2枚目のアルバムが突貫で作った分、自分の内面が出やすくなっていたのに対して、サードはもう少しそれを抑えて明るいものにしようという気持ちが凄く強くて。今迄やった事のないフリーソウルだったり、アコスティックで軽快なサウンドだったりいろんな音楽を入れつつ、核になるファンク色が強いモノはそのままの勢いで押し出してといった感じでバランスを考えて作れたアルバム。」
□4Flusher

2000.10.25発売
UMCK-1002
・かわりになってよ
・性的敗北
・ミートソース
・AFFAIR
・波光
・ドキュメント2000~the sweetest day of my life~
・SPIRIT
・そろそろいかなくちゃ
・たとえば朝のバス停で
・青白い男
・木曜日、見舞いにいく(Album Mix)
*アルバム解説
前作迄のアルバムよりもバンド色が強い感はあるが、反面ジャジーな楽曲やジャムセッションを楽しんでいるような曲も多く収録され、詞の世界ではよりポジティブで印象的な通算4作目。ハスキーで独特な彼の歌唱法はすでに他を完全に寄せ付けない域に達しており、バラードでの表現力も確実に聞く者への吸引力アップしている。初聴のインパクトも凄いが聞けば聞くほど愛しくなるスルメ的アルバム。ラストの「木曜日、見舞いにいく」で涙。
*本人コメント
「これは転換期になるアルバムで、ちょうどこの時スタッフとの信頼関係が崩れてきた時期で。3枚のアルバムを作った事でスタッフそれぞれの中に、”俺がスガ シカオを作った”みたいな心がそれぞれの中に出てきて。それぞれの人が各々のスガ シカオを強引に引っ張ろうとしてしまって、ぐちゃぐちゃになり始めたんです。だからもう僕が作ろうと思っているものと関係ないものがどんどん出来上がっていく感じで、僕の見ていない所でどんどん変えていくので、それでケンカが絶えなかった。で、こんな状態じゃ作れないからという事で一回アルバムをストップして、もう一回スタッフを組み直してやりたいとディレクターに伝えたら、ディレクターはわざと上に伝えなかったので、もう作るしかなくって。その時まだ5曲しか出来てなくて、そこからかなりしんどかったです。最後は徹夜のしすぎで耳が聞こえなくなっていて、この音で本当に良いか判断が出来ない最悪の状態で、結局レコード業界始まって以来の発売日ギリギリのマスタリングになりました。僕の中ではNGアルバムなんですけど、曲は凄く良い曲が多くて。なので今になってですけど再評価というか、特にミュージシャンの方々からは好評価を戴いています。このアルバムのあとスタッフを全部解体してレコード会社を移籍する事になりました。」
□Sugarless

2001.10.3発売
UMCK-1055
・マーメイド
・ユビキリ
・夜空ノムコウ
・ぬれた靴
・夏祭り
・ココニイルコト
・バクダン・ジュース(Original)
・ひとりぼっち
・うきぶくろをもって
・これから むかえにいくよ
・8月のセレナーデ
・Room201
・坂の途中
*アルバム解説
既発シングルからのアルバム未収録曲に新曲や新録セルフ・カヴァーで彩られたコンピレーションアルバム。彼のアルバムの中ではオリジナルアルバムというよりは位置的にはBサイドコレクションという感じではあるが、そこはさすがスガシカオ、外せ無い名曲のオンパレード。
超強烈なインパクトの新曲「マーメイド」、問題作「バクダン・ジュース」の別バージョンや森高千里にメロディのみ提供した「ユビキリ」等、一曲一曲もさることながらコンピなのに一気に聴けるこの統一感が憎らしい。もちろんSMAPへの提供曲の「夜空ノムコウ」「ココニイルコト」のセルフ・カヴァー・ヴァージョンも収録。ちなみに「ココニイルコト」は女優の石田ゆり子さんが最も好きな曲としてあげている。
*本人コメント
「これはオリジナルアルバムではないですけど、この時期はスタッフとの信頼関係が崩れてた中でのレコーディングだったので、かなり辛かった思い出しかありません。」
□SMILE

2003.5.7発売
AUCK-11001
・Thank You
・アシンメトリー
・優等生
・桜並木
・青空(album version)
・Go!Go!
・サヨナラ(album version)
・あだゆめ
・はじめての気持ち
・気まぐれ(album version)
*アルバム解説
新レーベル発足後の通算6作目のアルバム。デビュー以降切れ味の良い日本語を武器にしたジャパニーズファンクを業界にたたき込んできた彼自身のこの時点での集大成的な仕上がりになっている。等全収録された名曲の多さはピカイチ。もちろんヒットシングル3曲収録、すべてシングル以上にディープなアレンジが施されたアルバム・ヴァージョンとなっている。詞の世界もさらにオンリーワンワールドが加速、年齢、人格、性別を越えた幅広い表現がスガサウンドとケミストリーした傑作。
*本人コメント
「スタッフとの信頼関係が崩れた後、 レコード会社の所属もなくなって完全に曲を書くというモチベーションが保てなくなって2年くらい、どスランプに入って曲が書けなくて。それから今のレコード会社(BMG)と契約して、そろそろ本腰入れて書かなきゃ、というところで山籠もりをして(笑)。機材を全部持って山に行って、一日中音楽と徹底的に向かい合って。一ヶ月ぐらい経った頃かな、ようやく曲が書けるようになって、そこから一気に作り上げたのがこのアルバム。 特に”Thank You”が出来た時は、ものすごい手応えで、”あまい果実”ができた時以来という感じでした。これを発表したら死んでしまうかもしれない、なんて訳のわからない妄想したりして(笑)。だからこれはスランプ脱出記念アルバム。僕としてはこれが再デビューという感じ。ツアーも楽しかったし。」
□TIME

2004.11.17発売
初回限定盤[CD+DVD]AUCK-18004
通常盤[CD]AUCK-11005
・サナギ
・カラッポ
・光の川
・アーケード
・クライマックス<album version>
・June
・あくび
・魔法
・秘密
・風(かざ)なぎ
*アルバム解説
前作から約1年半ぶりのアルバム。本来のエロティック感はもちろんの事、閉鎖感、粘着感、不安感等、負の要素がエネルギッシュに彼本来の明るさの部分とがメビウスの輪のようにクロスして炸裂する新境地開拓という意味での会心作。一件不屈のようだが実はよく聴くと非常にストレートな印象の曲が多い。彼の作品では珍しいロンドン的サウンドの「アーケード」や胸締めつけられるような名バラード「風なぎ」、ヒットシングル「光の川」、「秘密」、「クライマックス」を収録。
*本人コメント
「このアルバムから新たな問題が出てきて、曲をファンキーにしようとか、ロックな感じにしようとしている割には、アルバム全体がそんなに躍動的にはならないし、お客さんもライブを含めて 沈静化というか落ち着き出してきたんです。それはたぶん僕の年齢的なものとか、培ってきたキャリアがもう既にファンクとかの音楽的なところに注目が集まってきているという事もあるだろうし。原因は解らないんだけれど、ライブとかやっていても昔のファンキーな感じがだんだんなくなってきていて、こんな風な曲でこんな風なライブをしたかったんだろうか、という疑問が出てきて。”TIME”は”SMILE”が躍動的だった分、内省的な、どちらかというと”FAMILY”みたいなアルバムを作りたかったんです。でも、もっと混とんとしたものになってしまった。ファンクであって、ファンクの肉体性が全く抜けてしまったアルバムになってしまったかなと。凄く音楽的にはカッコいいんですけどね。」
□PARADE

2006.9.6発売
初回生産限定盤[CD+DVD]:AUCK-18010/11
通常盤[CD]:AUCK-11007
・奇跡
・19 才
・38 分15 秒
・斜陽
・夏陰~なつかげ~
・タイムマシーン
・Rush
・Hop Step Dive
・真夏の夜のユメ
・7月7日
・午後のパレード
・Progress(Family Sugar Version)
*アルバム解説
ある種の反動なのか、前作の「TIME」のある意味グロテスクな不条理とは真逆のアルバムに仕上がっている彼の中でのいわゆるターニングポイント的アルバム。リードソングの「午後のパレード」のノーテンキという詞が現わすように、明るさの中の疾走感と良い意味での中毒感が中和された傑作。ファンクというベースを元にディスコ・ビートやカリプソっぽいリズムも垣間見れ、常に音楽的進化を続ける存在感は前作以上。
卓越した詞の世界も健在。ヒットシングル「奇跡」「19才」「真夏の夜のユメ」収録はもちろんの事、生きたいと願う名曲「Hop Step Dive」、RC(サクセション)チルドレンを証明するかのごとくの電話ソング「38分15秒」をはじめ粒ぞろい。「斜陽」は彼の初期を良い意味で彷彿させる大傑作曲。
*本人コメント
「自分の中で10周年を迎えるにあたり、こんな立ち位置で良いのかなという疑問があって、この際思いっ切りいろんなものを振り切って脱皮をしようという気が凄く強くなって。それがもろにこのアルバムに出たんですね。出した時はものすごく賛否両論だったですけどね。” 午後のパレード”も ”Hop Step Dive”も今迄の作品とは全然違うものを作ったんで。自分の中ではこのままこんなファンクを続けていても、こんなのファンクじゃないな、と思っていたし、どこかでドカンと変わらないと”あいつ凄いけど、まあ、好きな人が聴く音楽だよね”で終わってしまいそうに凄くなっていたんです。”TIME”のツアーの時、あまりかちっと決めずに即興性が強い演奏だったので、そこから一気に明るくてバカで踊れてというところにシフトチェンジしたのがこのアルバムですね。」


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